22歳

 

今日、22回目の誕生日を迎えた

 

何か予定があるわけでも

誰かと会うわけでもなく

自分でも驚くほど平凡な一日を過ごした

 

昼前にのそのそと起き

冷凍庫にあったチヂミを食べ

YouTubeを見たり

服の断捨離なんかをしていたら

あっという間に外は暗くなっていた

 

せめてコンビニでケーキでも

と思ったがやめた

 

昨日買ったピノ和栗味の存在を思い出し

「あ、ピノあるやん♪」で満足してしまった

 

夜は買い出しに行くのも面倒になり

豆腐とネギと鍋の素を入れただけの

残りものうどん

 

たぶん

こんなにも味気のない誕生日は初めてだろう

 

驚くのは

こんなにも味気のない誕生日でも

不思議と淋しさを感じていないということだ

 

これが歳を取るということなのだろうか

 

去年は去年でインフルエンザにかかって

まあ災難だったのだが

恋人が寄り添ってくれていたので

むしろ幸せな誕生日だった

 

けれども

当日予定していたディナーをキャンセルし

一日中家で大人しくしていなければいけなかった

 

ぼっちバースデーを回避できたにもかかわらず

私はそのことにひどく落ち込んだ

 

彼の前で可愛く咳をしながらも

心の中では

(おいおいおい私の白血球!!!しっかりせぇよ!!!

私の誕生日は今日しかないんだからぁあ!!!)

と、荒れ狂う思いを必死に抑えていた

 

貪欲だ

病人なのか疑うレベルの貪欲ぶりだ

(この貪欲さもあってか、発症からわずか5日で治した)

 

でも

22歳の私はちょっと違った

 

祝って欲しいなと思いながらも

盛大に祝って欲しいなと思いながらも

2億ぐらい欲しいなと思いながらも

 

2月10日を

ただの平日として楽しんでいた

いや、むしろどうでもいい日として消化した

 

まさにその名の通り

私はニートの日を謳歌したのだ

 

これがいいことなのかわるいことなのか

それは分からないが

 

この感覚こそが

私が22歳になったということなんだろう

 

ちょっと自分でも何を言っているのか分からなくなってきました

 

それでも

私の誕生日を思い出してくれて

メッセージを送ってくれた皆さん、

とても嬉しかったです

ありがとうございます

 

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